青柿

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2007年 11月 08日

「倚松庵」のこと

阪神「魚崎駅」から住吉川右岸を山側に5~6分歩いたところにあるこの「倚松庵」・・・
(いしょうあん)に谷崎潤一郎は昭和11年11月から昭和18年11月まで住んでいました。

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この家で松子や彼女の妹達と暮らし、“細雪”を書き始めたのもここでした。
“細雪”の中でこの「倚松庵」の各部屋の様子を描写した一節が
各部屋に紹介されています。

“いったいこの家は大部分が日本間で、洋間と云うのは、
食堂と応接間と二た間つづきになった部屋があるだけであったが、
家族は自分達が団欒〈まどい〉をするにも、来客に接するのにも洋間を使い、
一日の大部分をそこで過ごすようにしていた。・・・・・・・・・・・・・・・・・”


谷崎潤一郎の著書や参考文献が応接間に取り揃えられており、
この応接間や食堂のテーブルでゆっくり読書を楽しむことも出来ます。

もともとの「倚松庵」は現在地より150メートル程、南にありましたが
20年ほど前に人工島“六甲アイランド”への足・・・六甲ライナーを通すのに伴い、
道路拡張工事の為、取り壊されることになりました。

近隣住民からは“取り壊し反対”の運動が湧き上がり、場所を移転して
保存されることになったのです。
当時、私はこの「倚松庵」のすぐ近所に住んでおり、署名運動のお手伝いを
したことなど懐かしく思い出されます。
                                 ↓ 六甲ライナー
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この季節、庭にはアケビの実がたくさん生っていました。
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by ikako-27 | 2007-11-08 00:03 | 神戸とその近郊


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